LCCなら沖縄まで片道3000円も夢じゃない!
設は簡素化されているけれど、大手航空会社の飛行機運賃に比べて半額以下という、かなりお得な値段設定が魅力です。驚くことなかれ、成田発那覇行の運賃はオフシーズン (平日)の午後便なら3000円以下なんてこともあります。子連れにはちょっと厳しいのでは?と私も思っていましたが、実際に乗ってみると想像以上に快適で拍子抜け。家族連れの旅行者も意外に多く利用しています。子供が小さいうちはまだしも、飛行機代や宿泊代がかかるようになると旅行費用の増額は悩みのタネ。沖縄までの短時間フライトであれば、LCCをうまく活用して賢く旅を楽しむのも手です。ただ注意したいのが、LCCは運賃以外の手数料やオプションが割高だということ。知らないと損をしますので、デメリットも併せてご紹介します。
◆2歳児連れにLCCをおすすめする、たったひとつの理由
絶賛イヤイヤ期中の2歳児と旅行するのは本当に大変。なかでも密室に閉じ込められる飛行機移動は苦行です。そんな2歳児と沖縄旅行をする家族にこそ、私はLCCをおすすめしたい。その理由は、格安で子供に座席を取れるから。子供用の格安運賃があるわけではありません。むしろ2歳から大人と同額。でも沖縄までの数時間、イヤイヤ期の2歳をひざの上に抱っこしっぱなしなんて子供にも親にもストレス過多だと思います。子供がひとりで座ったり、テーブルの上でお絵かきができたり、おもちゃで遊べるように、子供の座席も予約する。これだけでぐっと楽になります。大手航空会社を利用する場合、運賃がかからない2歳児に、あえて有料で席を取るのはためらわれます。でもLCCなら運賃が格安なので気軽に予約できます。この時期は席や通路が狭くても、子供に席があることが大事なのです。◆LCCのデメリットをご紹介
1.フライト料金以外に手数料がかかる
LCCの予約はLCC 各社のウェブサイトで行うのが一般的。その際、フライト料金とは別に、クレジットカード支払い手数料や、必要に応じて座席指定料、受託手荷物預け料などがかかります。フライト料金だけでなく、トータルの金額を確認することが大切。※ベビーカーの受託手荷物手数料は無料。
2.予約の変更やキャンセルができない
価格を重視し過ぎてお手頃なプランで予約をすると、予約完了後のキャンセルはもちろん、フライト日程や時間、乗客名の変更が不可もしくは手数料がかかることがほとんど。予約内容に間違いがないか最終確認画面をよくチェックし、家族の体調管理をしっかりしておこう。
3.手荷物の重量制限が厳しい
帰りのフライト時に困るのが手荷物の重量制限。Peachはひとり10kgまで、Jetstar は ひとり7kgまでと、各社で違いがあるので出発前に必ず確認を。重量オーバーになると、受託手荷物預け料がかかるうえ、カウンター手続きの手数料までかかり割高に。4.駐機場所が遠い。
空港によりますが、LCCの駐機場所は遠いことがほとんど。成田国際空港のように、LCC専用のターミナルから飛んでいたり、メインターミナルからバスに乗って駐機場所まで行ったりと、空港内の移動が多く面倒。特にバス移動の空港では、時間に余裕をもって行動を。5.機内が狭い
やっぱり通路が狭くて、座席間も狭い。ママなら赤ちゃんを抱っこして座っても若干余裕はありますが、ガッチリ系のパパは窮屈かも。また、実の座席の人がトイレに行くときは、立たないと通れないのもネック。追加料金を支払っても、足元広めの前方座席を指定すると快適です。※前方座席は、各社制限があるので要確認
6.機内サービスがない
ドリンク提供といった機内サービスが、LCCにはありません。飲み物も食べ物も、ブランケットもすべて有料。おむつ替えの台やお湯のサービスはありますが、狭い機内ではなるべく避けたい。これらは搭乗前に済ませ、お菓子や飲み物は好みのものを持ち込んで快適に過ごしましょう。7.Jetstarは抱っこひも禁止
抱っこひもで赤ちゃんが寝ている状態で搭乗することもあると思いますが、Jetstarは機内に入ると抱っこひもNG。お座りできない赤ちゃんでも、延長シートベルトでママと固定して座ることになるので、赤ちゃんのうちの利用には注意が必要です。8.フライトの遅延が多い
LCCは少ない機体でたくさんのフライトを回しているので、午後になればなるほど遅れが出やすくなります。もし大幅に遅延しても基本的に振替はないので、待つしかありません。朝早い便なら遅延リスクも低いので、往路だけ朝イチの便を利用するのがわが家流。いかがでしたでしょうか。
LCCはしっかりと仕組と時期、セール期間に予約しておくと、とてもお得に沖縄旅行が可能です。もちろん沖縄以外、海外路線も同様ですので、上手く活用してコロナ明けの日本国内旅行を楽しみましょう!